そんな時に使えるのが4P分析!
自分が「売りたいモノ」は売れない可能性が高いので、「消費者がほしいもの」を売る必要があります
4P分析とは
4P分析は「何を・いくらで・どこで・どのように売るか?」を導き出すフレームワークです
全てに「P」がつくので、4P分析と名付けられました
- Product(商品)
- Price(価格)
- Place(流通)
- Promotion(販売促進)
1つずつ説明します
Product(商品)
ビジネスをする上でまず考えることは「何を売るか?」です
ここで重要なのは
- 消費者は今、何を欲しがっているのか?
- 消費者はこれから、何を欲しがるのか?
現代には安くて良いもの・似たような商品がたくさんありますよね
なので「消費者が本当に求めているものは何なのか?」をよく考えて、消費者が「買ってよかった!また買いたい」を思える商品を提供する必要があります
その商品自体の性能や機能は、生産者側でしかコントロールできないことなので、売る立場の人は「どういう人がどういう情報を欲しがっているのか」を考え、+αの情報を提供することが大切!
また、人によって良いと思うものや、求めるものは異なります
- 価格が一番安いものがいい
- とにかく品質がいいのもが欲しい
- ずっと使い続けられるものがいい
- 一番高くて、周りと差がつくものが欲しい
- 人と被らない個性的なものがいい
- みんなと同じものがほしい
などなど
ただ「何を売るか」ではなく、+で「どういう人に何を売るか」まで絞り込んだ方が◎
Price(価格)
価格は言うまでもなく、安い方が売れます
大手のファミレスでは薄利多売という「少ない利益でたくさん売る」という方法がよく使われています
一方で、高いお金を払ってもいいから「もっとゆっくり食事を楽しみたい」という人もいます
典型的な例でいうと、スタバかなと思います☕️
スタバって、コーヒー1杯で結構な値段しますよね🤔
サンドイッチも注文したら1,000円くらいしますよね
それなのにスタバが人気な理由は何でしょう?
- ゆっくりできる
- 居心地が良い
- 比較的静か
- 優越感に浸れる
- 仕事しやすい
- 勉強しやすい
などの、「付加価値」があるから。
消費者は、商品代金という形で「付加価値」にお金を払っているわけです
- 最高の商品があってこその付加価値!
- みんながみんな、価格で商品を選ぶわけじゃない
Place(流通)
流通は「どこで売るか?」と言うこと
例えばCDだったら、タワレコでもAmazonでもiTunesでもTSUTAYAでも、基本どこでも買えますよね
けれど消費者が商品を購入する際に求めるものは、それぞれ異なります
- 特典が欲しい
- 少しでも安く買いたい
- CDは使わないから、スマホで聴ければいい
- 今すぐ聞きたい・欲しい
大切なのは、消費者が欲しいと思った時にすぐ提供できる状態にあること
- 商品の場所が分かりづらい
- 商品について話を聞きたいのに、お店の人がいない(実店舗の場合)
- 商品の詳細を知りたいのに、問合せフォームがない(ネットの場合)
- 品切れしている
- 入荷・到着までに日数がかかる
などがあれば、消費者はすぐに「別の場所で買おう」と考え、去ってしまいます
商品を提供できない状況=チャンスロス(機会の損失)
めっちゃもったいない!!
Promotion(販売促進)
販売促進には多種多様な方法があります
その中でも、近年注目されているのが「バイラルマーケティング」
下記のようなキャンペーンで口コミを投稿してもらい、消費者から消費者へ商品・サービスの良さを伝えてもらうことが目的です
- 口コミ投稿で10ポイントプレゼント!
- インスタ投稿で500円引き!
- ツイートで抽選3名様にギフト券プレゼント!
など。
なぜバイラルマーケティングが使われるかというと、口コミは消費者にとって信頼性が高い情報だから。
「口コミ評価★5で、ポイントプレゼントします!」
→こんな事実がバレたら、信用ガタ落ち。
商品も良い加減なものなんじゃないかと思われ、誰も買ってくれなくなります
そもそも、商品を売ってる会社の人が「この商品めっちゃ良いです!!」と言っていても「売りたいから言ってるんでしょ」とか思いまんか?
一方で自分と同じ立ち位置の消費者が「この商品めっちゃいいです!!」と言っていたら信用できるというのは当然の心理かなと思います
「バイラルマーケティング」を成功させるためには、期待以上の商品を提供することが必要不可欠!
おわりに:やっちゃダメなこと
4P分析は商品を売る上で当たり前の理論ですが、目先の利益に目が眩んで人を不幸にする商売は絶対にダメ!
コロナウイルスで転売が問題になった際、下記のようなツイートをしました
今、マスクが品薄です
それをビジネスチャンスと捉え転売する人がメルカリなどに溢れてますが、実名と顔を晒して同じこと出来ますか?と思いますたとえ違法でなくても私はモラルを守りたい🤺
— ばん🐾 (@JhxHIIbA3mHIjrj) February 6, 2020
もう、そのまんま。悪い例として真似するべきではないですよね
「コロナウィルスでマスクが売れそうだ、転売したら儲かるぞ😈」
→売る側は儲かって幸せ。買う側は言うまでもなく不幸せ。
※マスク転売に関する法律が定まってよかったです
- モラルは忘れちゃいけない
- 誇れる仕事をしよう
以上!おしまい